抵抗器にはその抵抗値や許容差などを表すマーキングが印刷されており、
その表示方法、内容、読み方はメーカー、製品、サイズなどにより個別のルールがあります。
ここではリード線形抵抗器とチップ抵抗器の一般的な表示方法と読み方などを解説します。
部品本体のカラーコード/カラーバンドにより「抵抗値」と「許容差」を表し、4線又は5線
での表示が基本です。
カラーコードの位置と色で表す数字はJIS C 5062で下記のように定められています。
(一部当社独自ルール含みます。)
色と数字の覚え方はいろいろありますが一番シンプルで覚えやすいものを掲載しました
ので参考にしてください。
厚さ0.3mm程度の円板が各色の容器からインクを持ち上げ製品に塗布していきます。
製品タイプなどにもよりますが、500~1000個/分の速さでコンベア搬送されていきます。
動画をクリックしてご覧ください。
数字による表示がほとんどです。
ただ、表示をそのまま読むのではなく次のような変換ルールがあります。
特殊な表示・変換ルールがある場合もありますので詳しくはメーカーカタログや
仕様書を参照してください。
【読み方の例】
102 → 10×102 = 1000Ω(1kΩ)
1002 → 100×102 = 10000Ω(10kΩ)
R047 → Rを少数点に読み替える → 0.047Ω(47mΩ)
10L0 → LをmΩの小数点に読み替える → 10mΩ
リード線形抵抗器と違い、許容差表示はないのが一般的です。
また、1005mmサイズ以下の製品はマーキングがしにくい、判読できないなどの理由により
表示がないのが一般的です。
----------------------------------
関連記事